企業プロモーション(CM)はお金がかかることですし、マスマーケットを狙わない中小企業にとっては縁遠いものでした。
しかし、SNSマーケティングが普及して、地域を絞ったマスマーケティング(というか地域マス)が可能になった今、地域でのブランド化が大事になってきました。
日本のほとんどの地域で人口が減少する局面となって、営業エリアでのシェアを高めなければ事業の維持発展ができないからです。
例えば下記は弊社の近郊のH市の人口推移ですが、30歳~44歳の成年世代の人口減少は顕著であり、この世代をターゲットマーケットにしている事業はマーケットチェンジかシェア拡大をしなければ生き残っていけません。

ちなみに弊社近郊にHの頭文字の市が4市ありますが、推移はどこも同じようなものでしょう。
そういうわけで地域での起業認知度を高め、企業ブランディングをする方法の一つとしてCI(コーポレート・アイデンティティ)向上への取組みがあります。
地域マーケティングにおいては商品・サービスそのものを差別化してもマーケットが小さくて効果が薄くなります。そこで企業そのものをブランド化して、信頼感や企業姿勢のわかりやすさなどで選んでもらうわけです。
CIというとロゴの統一などを思い浮かべます。
ある資料によりますと、CIとは
(1)考え方の統一、(2)行いの統一、(3)見た目の統一
とのことです。
考え方とは企業の理念、方針の部分です。スタッフの考え方が共有されていて、さらに行動が統一されると企業のイメージが強烈になってきます。
例えば、”挨拶”。やたと元気よく挨拶するスタッフがいるかと思えば、無視されているかと思うような無反応のスタッフもいる会社Aと、スタッフが全員、心地よい感じの挨拶をするB社では、B社の方が印象が良いでしょう。
そしてそこに見た目の統一が加わるとさらにイメージが固定されます。
例えば、スタッフの考え方や行動は皆良いのだが、出される資料は統一感がなく、どこに目を向ければよいか、都度つどよく見なければならないB社と、スタッフの考え方や行動だけでなく資料も色調やフォントなどがみな統一されていて見やすいC社では、C社の方が好感度が持て、印象に残ります。
そんなわけで、地域での企業ブランディングは結構大事で、しかもポイントを押さえると高い効果が発揮されるので、積極的に取り組んでみていただきたいです。
ちなみに見た目の統一のため、CAMPFIREで3億円を集めた世界最小モバイルプリンター、PrinCubeを弊社も購入しました。
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